中子沢温泉と聞いてどれほどの人がここの温泉のことを知っているかである。中子沢温泉は新潟県魚沼市(小出町)より約8kmの山間の1軒宿で、関越道小出ICからも車で10分と意外と関東からも近い、しかしその冬場になると日本を代表する豪雪地帯で、ちょうど訪れたときも、3mを越す、雪の壁が回廊のようにみられ、その雪国の暮らしの大変さを実感できる。
冬の厳しさがあるためか、春以降の周りの景色や人々の輝きを是非みてほしい。ここの温泉には実はもう日帰りでは数回、宿泊でも訪れている温泉施設でやっぱりその温泉の効能が計り知れない。最近ではインターネット情報が沢山氾濫しているが、ここはなんといっても地元の人の口コミだけで、その温泉のよさが口コミで伝わった温泉施設で、いつ訪れてもその温泉のよさは裏切られないものである。
かくいう私も、神湯クラブの日帰り温泉施設でご同浴された地元の人の情報で訪れたので、私自身も最初は口コミで訪れた。泉質名が 「含二酸化炭素・弱放射能-カルシウム・ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉」と異様に長くその効能がひとめで高いと想像できるひとはかなり温泉をよく知っている人だと思うし、いろいろな成分が混合しているが重炭酸土類型の重曹泉といったもの私の温泉入浴感では一番しっくりくる。
こちらのブログでも度々紹介している副浴感成分のラドン、炭酸泉、メタケイ酸とすべての温泉要素が含まれており、東日本でもここだけといえる温泉は自分の中では奇跡の温泉配分となっていて炭酸泉とラドン泉が同時にある温泉は注意深く温泉を探索しているが日本唯一なのではないかと思う。
現在でも多くの地元の人の湯浴み客がひっきりなしに訪れるこんな良い湯はほっといても多くのひとが来る、だから今後も混雑を避けて入浴したいため、あまり人には教えたくない温泉である。
しかし病気で苦しんでいる人が少しでも和らげられるのなら、やはりこの温泉は紹介せずにはいられない。温泉は殆どが病気に効いたかどうか解らないとこばかりである。しかしここの温泉のように確実に体に効く温泉は日本の数多くの温泉でも稀である。
多くの人が体の痛みが緩和できるのなら、自分の欲望を捨てて、胸を張って紹介したいしっかりとした効能のある温泉それが中子沢温泉である、病後の回復、長期の温泉治療に是非訪れてほしい。