2013年3月18日月曜日

折立温泉「さかえや」

 折立温泉「さかえや」のある湯之谷温泉郷は「薬師、葎沢、芋川、折立、大湯、栃尾又、駒の湯」各温泉の総称で、小出から奥只見に向かう佐梨川に面している温泉郷を形成していて、泉質も単純温泉から単純放射能泉など、比較的体に負担が少ない温泉地である。

 もし、今お金と時間があって体のケアしたい温泉湯治に行きたいと思ったら日本全国でここに行きたい湯治温泉郷といって思い浮かぶのが、山口県の俵山温泉、大分県の別府温泉、島根県の有福温泉、岐阜県の下呂温泉、長野県の鹿教湯温泉、福島の飯坂温泉などなどこじんまりとした温泉郷で泉質名のつかない単純温泉をチョイスしたく、新潟県では湯之谷温泉郷の大湯温泉やここ折立温泉 などしっかりとした一本筋の通った温泉に湯治し、体のケアしたい。

 折立温泉「さかえや」は鉄筋建ての温泉旅館で、館内は清掃が行き届いているには感心する、日帰り客用なのか休憩室もお茶の用意されており、また湯治プランもあり、私の願望だけでなく実際にここ折立温泉で湯治を実践しているひとも数多くいるみたいである。

 湯之谷温泉郷は、成分の薄い単純温泉だが、温泉に力がありっ長期滞在には絶大なる回復力が多分あると思う。800年も栄えたこの湯之谷温泉郷は今日の温泉事情を乗り越え湧きつづける。新潟の湯治系の名湯、叶うものなら俗生を捨てて長期滞留したい温泉である。
 芒硝泉系の良い温泉で、メタケイ酸も十分でぬる湯でゆったり入浴できるのでその効能は沢山ある。是非一度訪れてほしい温泉である。






 


中子沢温泉 「木ノ葉石の湯 羽川荘」

 中子沢温泉と聞いてどれほどの人がここの温泉のことを知っているかである。中子沢温泉は新潟県魚沼市(小出町)より約8kmの山間の1軒宿で、関越道小出ICからも車で10分と意外と関東からも近い、しかしその冬場になると日本を代表する豪雪地帯で、ちょうど訪れたときも、3mを越す、雪の壁が回廊のようにみられ、その雪国の暮らしの大変さを実感できる。

冬の厳しさがあるためか、春以降の周りの景色や人々の輝きを是非みてほしい。ここの温泉には実はもう日帰りでは数回、宿泊でも訪れている温泉施設でやっぱりその温泉の効能が計り知れない。最近ではインターネット情報が沢山氾濫しているが、ここはなんといっても地元の人の口コミだけで、その温泉のよさが口コミで伝わった温泉施設で、いつ訪れてもその温泉のよさは裏切られないものである。

 かくいう私も、神湯クラブの日帰り温泉施設でご同浴された地元の人の情報で訪れたので、私自身も最初は口コミで訪れた。泉質名が 「含二酸化炭素・弱放射能-カルシウム・ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉」と異様に長くその効能がひとめで高いと想像できるひとはかなり温泉をよく知っている人だと思うし、いろいろな成分が混合しているが重炭酸土類型の重曹泉といったもの私の温泉入浴感では一番しっくりくる。
 こちらのブログでも度々紹介している副浴感成分のラドン、炭酸泉、メタケイ酸とすべての温泉要素が含まれており、東日本でもここだけといえる温泉は自分の中では奇跡の温泉配分となっていて炭酸泉とラドン泉が同時にある温泉は注意深く温泉を探索しているが日本唯一なのではないかと思う。

 現在でも多くの地元の人の湯浴み客がひっきりなしに訪れるこんな良い湯はほっといても多くのひとが来る、だから今後も混雑を避けて入浴したいため、あまり人には教えたくない温泉である。
 しかし病気で苦しんでいる人が少しでも和らげられるのなら、やはりこの温泉は紹介せずにはいられない。温泉は殆どが病気に効いたかどうか解らないとこばかりである。しかしここの温泉のように確実に体に効く温泉は日本の数多くの温泉でも稀である。

 多くの人が体の痛みが緩和できるのなら、自分の欲望を捨てて、胸を張って紹介したいしっかりとした効能のある温泉それが中子沢温泉である、病後の回復、長期の温泉治療に是非訪れてほしい。





老神温泉「湯元 楽善荘」

 老神温泉はかれこれ10年以上前から定点観測してきた温泉で、やはり温泉の質がよいといったところが、老神温泉の最大の魅力のひとつで、これほど長きに渡って、定期的に通うほどな魅力がある。
 老神温泉を以前より見てきたが、他の日本各地での温泉地と同じく、経営者が変わったり、廃業が目立ち温泉街そのものが閑散としたもので、新しい老神温泉の再建が待たれるのは、私以外の多くの老神温泉ファンの 願望である。

 老神温泉は利根川水系の支流、片品川沿いにある温泉で、群馬県北東部最大の温泉郷で、近くに東洋のナイアガラともいわれている吹割り滝も近く、群馬県東北部の尾瀬の前線基地としても、日光方面や上州武尊山の探索にはかなり良い場所にあるが、なかなか多くの人に知られていないのか結構損している温泉地である。

 一番の問題点は国道より少し離れているように、道路のアプローチが弱く、陸の孤島とかしているのが残念でバスターミナルの整備等を/のインフラを整備すればまだまだ温泉資源もいいし、その自然環境も素晴らしいのでまだまだ伸びる温泉地だと思うが、これ以上なにもしないのなら衰退するしかないので、行政のバックアップを望み地域の活性化を望むばかりである。

 老神温泉は、深い谷底の片品川に湧く温泉で、それを高台までポンプアップして各旅館に配給しているシステムなので意外と場所的な面ではお湯の劣化などは影響は少ないとみられるがここ楽善荘は湯元と看板に書かれているので、温泉権利をもっているのだろうか必要にして十分な湯量を確保している。

 温泉は芒硝泉系の単純温泉で、必要にして十分な入浴感が得られる、温泉分析書のはかかれていないがなんとなく硫黄の気配が感じられる。硫黄の匂いは強烈なので微量な成分でもほのかに香る。
 なんといっても老神温泉のお湯はいい、じっくりと入浴してほしい。