2019年5月18日土曜日

大塚温泉「金井旅館」

大塚温泉「金井旅館」は、群馬の温泉のなかでも温湯の名湯としてとても歴史
のある湯治宿である。私との関わりも深く、物心つく前から入浴しており
かれこれ半世紀くらいの付き合いであり、たぶん初めて入浴したのがここ大塚温泉
32だと思う。家族が重度のアトピー性皮膚炎で長湯治を行いそれに供に、入浴
したのが、わたしの温泉との関わりのはじめで、私も長年アトピー性皮膚炎の
治療を兼ねて湯めぐりを行ったこともある。

群馬県は温泉大国であります。温湯の名湯も多く、川古温泉、川中温泉
、松の湯温泉、鳩の湯温泉、温川温泉、霧積温泉、嬬恋温泉(廃業)
とキラ星の如くの名湯があり、どの温泉も深みのある良い湯が多い。

 お湯は、以前は34℃くらいだったが、最近の分析書を見ると、32℃とさらに
低くなっている。だが、お湯の鮮度が高く、0.5gの芒硝食塩泉系の単純温泉で
お湯が鈍っていないので、お湯の鮮度の高いお湯なので昔からアトピー患者には
よいのだろうか?
 私は、温湯の場合、併設の加熱湯には入らないようにしている。初心者の
温湯愛好者は、加熱湯と交互に入浴するとよい。
 本当に、温泉のよさがわかるのは、温湯に長時間はいることが近道である。
なぜなら、温泉水の温度で体が温まるのでなく、温泉の成分のみで温まる感覚は
温湯でしか味わえないことなのである。
 本当の温泉よさをわかる人が、多くなればもっといい温泉がのこせることだと
思う。