2012年12月16日日曜日

諏訪峡温泉 温泉センター諏訪ノ湯

 諏訪峡温泉はもう20回くらい訪問しているかもしれないほど、数多く入浴している温泉のひとつで、日本の石膏泉の代表的存在と思っていて、手軽に入浴できる温泉施設としての利用価値は高い。
 
 温泉の元来のよさがわかるため、開店9:00の一番湯をいただく、やはりというかまじりっけのない土類系のカルシュウム臭の石膏臭というか、特にここの温泉は強く香る。混雑時はあまり感じられないが、誰も入浴していない1番湯ならではで、温泉は1番湯に入浴するのに限る。
 お湯はなんといっても石膏泉で、メタケイ成分が少なく、やや深みの点では、あっさり系だが主成分の硫酸塩成分が高く、その成分でむりくり、体がもっていかれる。経験上硫酸成分が1000mg/Kg以上あると、次元の違う温まり感をかんじられるので、この成分に注目してほしい。

 ここは水上温泉のはずれにあり、訪れようと思わないとたどり着けない温泉である、温泉を楽しむ目的としてこのような良温泉を楽しむことが至福のひと時が味わえる。大混雑があるスキーの帰り時間を外して、入浴することをお勧めする。湯使いもいいが、たくさんの人が入浴すると温泉は格段に落ちる。誰もいない時間に入浴してここの本当の温泉の実力をぜひとも味わってほしい。

 関越道水上ICからも近く、本物の石膏泉を味わうにはいい、贅沢すぎる泉質、あまり知られていないが、こんなところに、こんなお湯がある群馬の温泉は日本でも有数なる温泉王国ともいえる。
 内湯だけだが、源泉をそのまま掛け流しの贅沢さ、なんにもないが極上のお湯があるだけでしやわせな気分になる、あまり宣伝したくはないがよい温泉はどうしても、話をしてしまう。