2013年1月6日日曜日

谷関温泉「伊豆日式露天温泉飯店」


 谷関温泉は遠い、台湾の西部の中心部、台中からバスに揺られ2時間と記載している。高雄からの高速バスで台中へそこから豊原バスで東勢まで行きそこから谷関で乗り換えるのだが、バス待ち時間もあり豊原バスの切符売り場にいたら豊原バスの係員かと思えばタクシーの客引きだった。

 試しに、谷関温泉までいくらかと例によって、筆談で尋ねたら、1200元だと答えた、同じく筆談で谷関温泉まで1時間20分以上かかるというので、バスの時間よりかなり早く到着するので、日本から見るとかなり安いので、スコールみないな雨も降ってきたので、思わずOKしてしまった。

 確かに遠く、台中の街中を抜け、山道を登り降り、いくつかの谷を抜けていくのだから時間もかかる。台北~東勢間は高速バスが運用しているので、こんど訪問するときはこの高速バスを利用しようと思う。 谷関温泉の何処にいくとタクシーの運転手さんが台中の観光協会の紙が取り出された。

 谷関温泉飯店とここ伊豆温泉飯店と2つ書かれた、観光客向けの場所で特別なことがなければ、これを利用するのがいいだろう。
 伊豆温泉とちょとB級入っていそうだが、日本名で書かれた施設は意外とはずれが少なく、旧態然とした古くからある温泉施設と比べると外れはすくなそう。しかも日式と書かれている日本式の浴槽が楽しめるのでこれもいい。タクシーの運転手さんもこちらのほうがよいとのことで、こちらをチョイスした。

 谷関のバス停留所を少し上って場所にあり、徒歩でもそれほどかからない距離で結果的にはとても良い温泉施設にでくわした。食事がまだだったので、550元の食事セットを頼む。
 温泉は水着着用のSPAゾーンと日本式の男女別の露天風呂の浴槽があり、内湯はサウナしかない。日本式の露天風呂も多分源泉掛け流し浴槽でお湯の投入量も沢山あり、お湯の鮮度感はとても高く、それだけでお湯の力そのももを楽しめる施設で、平日にも関わらずかなりの人が訪れていて、ここの温泉の人気の高さがわかる。

 温泉は台湾に珍しく肌触りがきしきしする。重曹系の中途半端感がなく、また土類系の味わいもなく炭酸もあまりないと思う。入浴感からこれは完璧なる芒硝泉ではないかと推測する、日本にも芒硝泉はある、しかし湯使いが悪かったり、芒硝泉より食塩泉にちかかったりとなかなかよい芒硝泉がないのが現状である。鮮度があまりにもよいので芒硝薬味臭も少ししかかんじられないが、お湯ははっきり言って極上の部類である。温泉上級者は芒硝泉に惹かれる人が多いが、台湾に鮮度感抜群の芒硝泉があることは奇跡に近いかもしれない。
 ちょっと遠いがこの谷関温泉には台湾に来たなら再訪することでしょう。ありそうでない温泉それが台湾の温泉なんです。