2013年1月6日日曜日

安通温泉「安通温泉飯店」

 安通温泉「安通温泉飯店」は2度目の訪問である。玉里駅よりタクシーで15分から20分でいける距離である。台湾にきたなら、やはりマストな1湯である。安通温泉の他に、近くに安通玉温泉などがあり、温泉郷を形成しており今度再訪時に訪れたいと思う。 

 前回行ったときには、北台湾が晴れで、南台湾が台風といったことで、北台湾中心の湯めぐりとなったが、今回はその逆で北台湾が雨模様で南台湾のほうが天気がいいようなので、方向を南台湾に絞って行ってみた。
 さて安通温泉は、人里離れた山中にあるが、広い道路上にあるので、秘湯感はあまりない。しかも、台湾の温泉の中でもここはかなりの人気温泉施設なので、行った時も駐車場も満車状態で次から次に人が来訪していて鄙びた秘湯の宿の印象は微塵もない。
  台湾の代表的な温浴施設で、宿泊およびSPAや家族風呂がありそのほかに内湯の日式がある。今回はあまり時間がなかったので、温泉を一番確かめる内湯1本に絞って入浴した。

 匂いはカルシウムの匂いと硫黄臭の交じり合ったもので日本にあまり少ない匂いで台湾にきなのだなと思う。入浴感から、カルシウム臭と炭酸水素系の入浴感から重炭酸土類泉系のお湯で、硫黄臭もかなりするので含重炭酸土類泉かもしれないが、これはかなりのメタケイ酸があり炭酸成分も多く含まれているので、炭酸水素系ではあるが冷え込むようなことはない。

 日本の温泉ではあまり記憶にない温泉で、台湾の温泉でもかなり上位にくる温泉である。このあと谷関温泉で出会った、日本語に堪能な人に、どこが台湾でお湯がいいかといったときに直ぐここ花蓮の安通温泉と答えたくらい、お気に入りの温泉である。台湾の名湯ここにあり。