2012年3月20日火曜日

川原湯温泉「共同浴場 王湯」

川原湯温泉が死んでゆく、ここを訪れるたび1軒2軒と旅館の廃業される。ここの温泉」との付き合いは約30年にわたり数々の思い出や思い入れのある温泉でその泉質のよさは、現在の温泉に嵌るきっかけになったひとつの温泉です。

そんなよい湯の川原湯温泉ですがひとつは人為的なものが大きく、ダム建設のあおりうけたことが悔しくてならない。ダム建設に反対、賛成とベクトルが交互におこり、身勝手な人が責任のない発言をして、またここにいる住人たちを迷わせる。行政は本当にここに住む住民のことを考えて、物事を進めてほしい。
川原湯温泉は、大きく分けてここ王湯の舞台下にある元の湯源泉と神社脇にある新たに掘削した新湯源泉があり(その他に掘削した源泉、旅館独自源泉もある)王湯は2つの源泉の混合泉で湯口が2つ(正式には3つ)から供給されている。

入浴感は食塩泉で、含みのある温泉で硫酸塩成分、メタケイ成分も多くふくまれ穏やかで、強いお湯となっている。穏やかさと強さと矛盾するようだが、ここの温泉の表現をするとこんな感じだと思う。誰もがいい湯に入浴したと思わせる温泉で、噛めば噛むほど味のでる温泉だと思う。

代替地移転や駅ができるのもあつ数年かかるという、それまでこの地は残るが川原湯温泉はもう限界かもしれない.


本当に川原湯温泉が好きだ、川原湯温泉がよい方向に向かってほしい。幸あれと願いたい。

http://www.kawarayu.jp/