2012年4月1日日曜日

大胡温泉 三山の湯「旅館 三山センター」

ちょっと温泉のこと勉強したひとが陥ることに、温泉分析書にメタケイ酸の項の該当すると書かれているとなんだ2級品の温泉なんだと、合点する人も沢山いると思う。
しかし本当にそうなのかといえば、そんなことは無く、このメタケイ酸が主成分( Na・Ca・Mg-Cl・SO4・HCO3の合計)に負けないほどの入浴感が得られる。
世の中にこのメタケイ酸の含有する温泉は沢山あり、その殆どが主成分の中にあるので、殆どの人が主成分の浴感と間違えているケースがある。
体験的に自分の個人的な感想ですが、このメタケイ酸の浴感に占める割合は4割くらいあり絶対的に無視できない温泉成分なのである。

日本全国の温泉巡りを行っていると、温泉の主成分は井戸水くらいで、メタケイ酸の含有量だけ突出している、メタケイ酸温泉が結構あって、メタケイ酸特有の丸い結晶なども含まれていて見た目でも楽しませている。

それでは、関東ではというと、このブログでも書いたが、東京の「御谷湯」が結構メタケイ酸の特徴のある湯で、群馬では断然この、大胡温泉 「旅館 三山センター」である。
つるつるで深みのある入浴感で、そのあと井戸水では絶対味わえない温まり感が特徴でああ温泉に入っている充実感はこの温泉ならではなのです。

メタケイ酸温泉の実力は本物でメタケイ酸の成分は十分な温泉成分と実感できる。
ですから、温泉の浴感は温泉主成分+メタケイ酸といった図式なのです。
重曹泉の割には、温まりが強いなど、この成分が含まれることの要因も多く、温泉のよさを解明するには、このようなメタケイ酸のみの温泉に入るのが一番です。

温泉を解明するだけでなく、三山センターのお湯は本当にいいんだ。女将さんたちの人柄もいいんで一日ゆっくりするにはいい施設だと思う。