2012年4月29日日曜日

るり渓温泉 本館


以前、京都の温泉仲間と話をしたとき、京都にはいい温泉が無いよね。たぶん、京都市内のことだと思う、確かに東北や長野、群馬に比べると、硫黄泉や酸性泉などはないかもしれないが、それに対して西日本には東日本にはない放射能泉(ラドン泉)がありわたしは逆に西日本のほうが羨ましい。
るり渓温泉は、温泉棟を中心にバーベキュー広場やカフェなどの飲食施設、芝生広場や運動施設、プラネタリウムまである広大な面積の複合施設で、京都、大阪、兵庫の3県の県境沿いであり、G多くの人が訪れている。 芝生の手入れもよくされ、ちょうどつつじが満開でとても綺麗な公園となっていた。るり渓温泉は、宿泊棟が2つでちょうど空室案内がのっていたが、ほぼ土曜日に関してほぼ満室となっておりここの温泉の人気の高さが伺える。

温泉はというと、放射能泉で、180×10-10 キュリー/mg と日本でも有数なラドン温泉で指し湯も多くシャワーやカランも含め温泉なのでおそらく相当湧出量の多い温泉なのかもしれない。
ラドン温泉がなぜいいかというと、本来温泉とは硫酸塩泉もそうだが水の温度を高め体の温度を上げ、副交感神経を刺激するといったお風呂の効果なのだが、それに温泉のさらに温まる成分がプラスされるといったものだと思う。それがどれほどプラスされるといったものが温泉成分によって、効果の違いがあるっていうのがこんなに多くの温泉めぐりの楽しさの源泉なのであるのだと思う。普通の温泉であれば、その温泉に浸かれば、水の温浴効果と温泉の成分の温まりで一体となって温泉を楽しむことができる。

  しかし、ラドン温泉はちょっと違う、水の温浴効果に主に鼻からの吸気でラドンを取り込みその温泉を楽しむことが大きな違いで、これは掛け流し湯でも、循環湯でもあまり効果の差は一般的な温泉とあまり変わらず、しかも小さい湯船よりも大きな湯船のほうが効果が高い傾向にあり、つまりは日ごろ批判されている俗に湯使いの悪い温泉のほうが温泉効果があるかもしれない。

温泉に入って肌触りなどは、やっぱり鮮度感の高い温泉のほうがやっぱり気持ちのよいものであるのは変わりない。さて るり渓温泉というと、先ほどカランまで温泉というほど湧出量が多く温泉の指し湯もたくさんあり、温泉自体も鮮度感の高いものである。
普通ラドン泉の湧出量はほとんどのところが、少なく各施設の苦労する点であるがこのように豊富にある温泉は理想的なもので、燃料費のことを考えるだけでいろいろなことができる無限の可能性がある。

  個人的には温泉の中でラドン温泉が泉質では最高峰だと思う、血行をよくして体の根本的なものを改善するといった効果が高いのはラドン泉である。その 中でるり渓温泉 本館は素晴らしい温泉を提供している。温泉の理想郷がここにはある、関西の中心に近い場所にこんな温泉があるとは脅威さえ感じる。