2012年4月21日土曜日

西山温泉「蓬莱館」

西山温泉 は南アルプスの中心地であり、まわりの山々の頂は高く盛夏になると多くの登山客で賑わう登山基地でもある。西山温泉の歴史も古く、信玄公や家康公の隠し湯ともいわれその効能の高さから今まで多くの湯治客を迎え入れていた本物の温泉でもある。
 ここの温泉の凄いのが岩の切れ目から噴出している温泉で、切れ目無くお湯が出ているそうで、やはり経験から岩の割れ目から出る温泉に外れは無く、殆どの温泉は極上のお湯に仕上がっており、ここ西山温泉「蓬莱館」も例外ではない。

 ここは混浴浴槽で源泉は1つだが、板で3つに仕切られている。微量に湯が通るようになっていて高温槽、中央槽、低温槽と自然に出来ていて前面板張りの浴槽とあいまってすこぶる味わいのあるお湯でじっくり西山温泉を楽しめる。
 お湯はPH9.2でかなり濃いアルカリ成分なお湯で、分類として芒硝泉で入浴感も芒硝泉そのものといったものです。

 こちらのお湯もメタケイ酸がやや少なく軽いお湯と印象ですが温まるのは流石に芒硝泉といったところです。自慢話ではないが私は温泉分析書の数値と入浴感は殆ど一致してきている。
 当然、入浴中は温泉分析書の入浴感が味わえているが、しかし入浴後に物凄く湯疲れがした、温泉分析書にない温泉成分が含まれているのか、やはり興味津々であります。
 特徴的なアルカリ泉なのか、またはラドンが含まれているのか定かでない、まだまだ修行不足なところで分析書を読みきってないかもしれない。