2012年4月14日土曜日

初谷温泉

初谷温泉は長野県と群馬県の県境にあり、国道254号線の内山峠から更に、山側に1Km奥に入った場所にある。周りに人家はなく山の中の一軒宿である。シックな佇まいや館内などで、なかなか綺麗な宿であり湯治場の雰囲気ではない。
. 初谷温泉といえば炭酸泉というほど、炭酸泉が代名詞となっていている。宿の裏手にある自噴の源泉を見てきたが、泡つきのぼこぼこしたイメージでしたが、源泉口から自噴泉独自の泡があるがサイダーのような泡があると思ったが、全然ないのでちょっと拍子抜けした。

浴槽は露天風呂はなく、内湯が一つで温泉を楽しむには最適な旅館となっておりその面では雰囲気でなく温泉を楽しむにはいい。さて内湯だが2つあって、手前が徐鉄されているのだろうが透明なお湯で奥が徐鉄なしの茶褐色の源泉浴槽になっている。
両方ともたぶん同一源泉だと思うが、徐鉄されてない濁り湯のほうが、視覚に訴えるのか気持ち入浴感が高い気がする。

温泉にはいると重曹泉ではあるが土類成分もかなりあり、重炭酸カルシウム泉の入浴感が全面に出てくる。炭酸泉といえば、入浴中は炭酸水素成分(HCO3)が炭酸成分(CO2)を上回っており強い入浴感ではなく冷える成分と温まり感の強い成分とが葛藤している感じで温まりが強いイメージだが、温まり感の強いのはお隣の下仁田温泉に軍配があがる。
下仁田温泉と初谷温泉は同じ国道254号線沿いにあるし、行った時期もほぼ同じといことももあり、普通に連湯していると思われるが、2湯も炭酸泉を入るのは疲労度が高く1湯で満足してしまう。

こちらの温泉入浴後は重曹泉らしくさっぱりするが、その疲労感ははかりしれないほどである、しっかりとした温泉に入った充実感が味わえる。温泉に入ったいう事実、満腹感などなど過去ログとしていつまでも甦る。

やっぱり軽いお湯より印象に残るヘビーな温泉もいいもんだ。