以前宿泊したときは、やや施設が古くかったが、今回いった感想では改装されていて、清潔感漂う館内はなかなか良くなった。意匠的な感じでなく、自然と心地よい空間があるのが最大の特徴ですべての客室が１階となっており、足が不自由な両親をまた、ここの旅館に招待したい気持ちになる。
小野上温泉は旧小野上温泉センターがあったため馴染みのあるお湯で、日本の草分けとなった施設は、以前のふるさと創生資金で各自治体が温泉掘削を行ったため、ここの日帰り施設を参考にしたため日本全国に飛び火して、日帰り施設の祖となった。
小野上温泉は食塩泉である、日本全国で一番多い泉質である、しかし本当に良い湯は数少ない。
食塩泉は穏やかな入浴感が特徴である、この温泉は刺激が少ないの
で温泉ファンにはやや人気が少ない、しかし温泉の入浴数が増えればこの温泉のよさが見えてくる。
刺激が少ない温泉ほど、自分のペースで温泉を味わえる、そんな大人の温泉である。小野上温泉はそんな食塩泉をベースにメタケイ酸の含有がかなりあり、それが特徴でゆるやかな温まり感で、すこぶる味わいのあるお湯である。
スローライフな温泉ともいえる温泉、若い奴にはわかんねえだろうとお年寄りの声が聞こえそうである。
