2012年4月22日日曜日

渋川温泉「スカイテルメ渋川」

渋川温泉「スカイテルメ渋川」のある渋川市は、あまり知られていないが日本有数の温泉が沢山ある市である。平成の市町村大合併で、伊香保町、小野上村、子持村、赤城村、北橘村と各市町村全てに温泉があったため、このような巨大な市営日帰り施設群ができた。

 市営温泉施設でも伊香保温泉「露天風呂」、伊香保温泉「石段の湯」、小野上温泉「さちの湯」、 子持温泉センター、敷島温泉「赤城の湯 ふれあいの家」、敷島温泉「ユートピア赤城」、白井温泉「こもちの湯」、北橘温泉「ばんどうの湯」と書くのが大変なほど密集している。
  その中で、旧渋川市の中の温泉はというとここスカイテルメ渋川だけで、古くからあった温泉ではなくふるさと創生資金を元に温泉掘削、施設の建設されたもので以前は渋川市と温泉は結びつかなかったが伊香保温泉をはじめとする巨大な温泉保有の市となった。

 画像で見られるように、建物は名前の通り空間に浮かんだ宇宙船のような形をしている、はじめは周りの山々が高く、標高の低い渋川市で高い建物が必要なのかと思ったが、最近ではなるほどなと思う。 渋川市の特徴としてあげられるのは、市の中心を流れる利根川と榛名山、赤城山および子持山である。その風景がとてもよく見える設計なのかと思う。
 
 温泉はというとマニア用語で油臭のする食塩泉で9gの濃度感のつよい等張性のお湯です。化石型の高張性の温泉は最近の都市部で温泉掘削を数多くしているので強塩の食塩泉は多い。
 私はこの高張性の食塩泉は最近ではあまり好まない、余裕がないとか遊びがないとかぎりぎりな入浴感が好きでなく、まして源泉投入量の少ない都会の温泉はなおさらである。

 それではここ渋川温泉「スカイテルメ渋川」では、どうかというと9g等張性の濃度感が濃い温泉の部類では好みといえる。メタケイ酸もそこそこ入っているので、深みも感じられて食塩泉らしさを感じられる温泉である。
 以前は循環湯であったため、ここの温泉のよさがスポイルされていた、しかしかなり湯使いが改善したためここの温泉のよさがわかった。入浴してみて初めてわかる等張性の温泉のここちよさ、頭で考えるより入らなけれなわかんないだろうな。