2012年5月15日火曜日

来待温泉「きまち温泉旅館」

来待温泉のネーミングに惹かれ、宍道湖周辺の温泉に行ってきた、まず目に飛び込んできたのは銘木の手入れの行き届いた庭である。とくに来待石といった地元原産の石は出雲石灯ろうの原材料となっており、凝灰質砂岩でできたその石は全国的に有名である。
  興味のあるひとは近くに来待ストーン ミュージアムもあるので、そちらを訪れるのもよいだろう。

建物は老舗旅館といった雰囲気である、浴槽も清潔感が漂うシンプルな中浴槽を利用した。温泉はPHが高いのだろうかアルカリ性成分で石鹸のようにつるつるする温泉である。温泉は成分総量0.18の純重曹系の単純温泉で湧出温度も16.5℃しかなく低温泉に属する。ここの温泉の最大の特徴はメタケイ酸であろう、メタケイ酸の含有量が多く、多分ここの温泉では規定泉の項で該当するのだろうか、成分の含有が少なくメタケイ酸の含有が多く、重曹泉系のお湯なのだが温まり感のあるおゆになっている。画像ではよく見えないがなんとなく白っぽくみえ、実際お湯の中を見ると、細かいつぶつぶのような細かい白い球のような湯の花がみられる。多分これがメタケイ酸の固形した成分のような話をしたら、お客さんがこれを嫌がる人が多いという。
出雲観光には最適な場所で、来待石のふるさとでなかなかよい庭園で静かな環境な温泉旅館である。