2012年5月2日水曜日

湯原温泉「元禄旅籠 油屋」

岡山の温泉といえば湯原温泉と答える人も多いと思う。実際沢山の旅館や食べ物屋さんが立ち並び温泉街を形成していて温泉情緒たっぷりな町になっている。今回は砂湯に近い場所に油屋さんに入浴してみた、外観かた千と千尋の神隠しの旅館のモデルになったのは明白で、たぶん原型のデッサンはこちらでしたのかと思う。
 外観からすいこまれるように入浴したが館内は現代風によく改装されて、機能的な内装で食事処と浴槽が形成されている。しかしモダンな内装だが唯一元禄時代の面影を残しているのが露天風呂だろう、崖の斜面を有効的に利用しており、その機能美といえる美しさがある。

 温泉はとういうと、いろいろな温泉地の訪れているが大きな温泉地を形成している要因に共通しているのは、まず湯量が多いのが第一だがそれだけじゃなく、温泉の成分に刺激がすくなく、単純温泉が数多くみられる。人間が本来持っている回復力や免疫力を高めるを単純温泉がもっており長湯治でゆっくりと日常な生活に戻ることが湯治の基本なんだろうと思う。
 湯原温泉はというと、PH9.3の高アルカリ性の単純温泉でどこにでもあるようなNa-Cl・HCO3型の0.2gのきわめて成分濃度の低い温泉だがお湯は素晴らしい。やはり微量なメタケイ酸と同じく微量なラドン濃度がこの温泉のアクセントとなっているのだろうか薄い成分なのにしっかりと温泉といったように、温泉の骨格がしっかりしていてお湯にぶれがない。しっかりとした温まり感があり湯原温泉は名湯の誉れ高いの温泉ていうのがよくわかる。

名湯は温泉分析書では表せないという人がいるかもしれない、しかしちゃんと温泉を分析すれば温泉分析書でかならずヒントはある。だから面白い。