2012年5月1日火曜日

三朝温泉「株湯」

三朝温泉といえばラジウム温泉といった位、日本全国での放射能泉の代名詞の感が強い、しかし温泉分析書でラドン成分を確認するとここ三朝温泉株湯源泉でも48.1×10-10 Ci/Kg(13.2ME・Kg)とラドン泉としては成分濃度が低く、実際入浴しても、ラドン泉としては数値以上の入浴感が味わえなかった。

株湯は西日本の温泉としては熱湯な温泉で有名ですが関東から来た人間としては、やや熱いくらいで、例えば草津の煮川共同浴場や下諏訪の旦過の湯、野沢温泉の共同浴場に比べれば十分ゆっくりと入浴レベルであまり熱いと感じられなかった。東西での温泉文化の差が垣間見られ面白かった。
  三朝温泉は放射能泉としてみれば、実際には濃度感がすくないが、体の療養としてみればこれくらいの濃度のラドンはちょうどよく、病気の回復期には最適な温泉なのだろう、実際に湯治場としての三朝温泉が発展してきた経緯があり、静かに長湯治するにはうってつけの泉質なのだろう、私も病後の回復期には訪れたい温泉地の一つであります。

 三朝温泉株湯も私は3回目の入浴ですがいつも思うのが、ここの温泉の香りのよさが一番でここの温泉の香りを楽しむことが鳥取にきたならどうしても足を向いてしまう温泉の一つです。ラドンを含む温泉バランスもいいし、温泉自体は抜群にいい、放射能泉を強調しているが、本当に三朝温泉はこのようにどの成分もしっかり入っていて、しかもどの成分も身体にあまり負担しないこれこそが三朝温泉の最大の特徴である。すべてを満たし、しかも刺激がすくない、これこそが三朝温泉が日本の名湯といわれる由縁かもしれない。
 
 三朝温泉をまだまだ語るには早いが、現時点での感想である、たぶん鳥取に来たならまた訪れるだろう。日本の名湯「三朝温泉に偽りなし」