2012年2月23日木曜日

御谷湯「墨田区」

東京には、温泉銭湯が多い、しかも実際に入浴すると温泉なので入浴感も多岐にわたっていて実は面白く、これほど多くの人口を抱える東京人の温泉へ興味がわけばいいなと思います。
温泉の本来は遠くの温泉より身近な場所にある温泉だと常に思っています。
東京の温泉銭湯というと、東京の温泉なんだからしょうがないといった視点でなく、温泉そのもののよさといったものが表わせたらいいなと思います。

第一回目は墨田区にある御谷湯(みこくゆ)であります。私の中では23区の中では5本の指に入る良泉で、第一回目には相応しい温泉かと思います。
場所は、三つ目通りと蔵前橋通りの交差点である石原3丁目から三つ目通りを本所方面に歩いた場所にあります。
電車ですと錦糸町、両国、蔵前、本所吾妻駅から歩いてもいけるが何処の駅からも等間隔にあり、都バスのグリーンライン「石原3丁目」が最寄かもしれない。東京スカイツリーが御谷湯から大きく見え、スカイツリーからも徒歩圏内でもある。

御谷湯自体は歴史を感じさせる東京の標準的な銭湯でカラン脱衣所ともにいい感じで、こんな場所を落ち着くと思う人が多いかもしれない。
肝心なる温泉かというと中温槽と高温槽と源泉槽に分かれており東京の銭湯では当たり前のカルキ消毒の湯使いである。
しかし源泉槽だけが非加熱源泉で、湯使いもよく私は殆どこの浴槽に浸かっていた。源泉温度26度、低温泉浴槽に慣れているので、これくらいの温度は自分の中では快適に入浴できるレベルでいつまでもぬけられなくなる。

温泉(メタケイ規定泉)は重曹泉系でこの手の温泉は角質がとれて肌がばりばりになってしまうがここのお湯はやはりメタケイ成分が含有量の多くを占めて、肌がつるつるしっとりとになり、東京を代表する美人の湯になっている。温まり感もちょうど真冬に訪れたのだが、湯ざめが少なく、確実に体に温まり感ができる、やはりメタケイ効果は確かにある。
女性の人には特におすすめ温泉です、今はやりのスーパー銭湯系の高張性の食塩泉と比べてどうだろうか、設備はも向こうのほうがいいが明らかに温泉の力はこの御谷湯のほうが私はあると思う。

都下では、かなり上位の温泉ですので、東京の温泉銭湯への第一歩であってほしい。ともかく温泉の本当のよさがわかる人に。